12日から13日にかけて日本の広い範囲で黄砂が大量に飛来する可能性があります。
洗濯物や交通への影響に注意が必要です。
12日は前線の影響で日本列島の広い範囲で雨が降る見込みです。
その後天気が回復すると、中国大陸から黄砂が大量に飛来する可能性があります。
予想によると12日の昼ごろには九州北部・中国・北陸・東北・北海道を中心に黄砂が飛来し、夜になると近畿や関東にも黄砂が流れ込む見込みです。山陰地方は、12日昼ごろには黄砂が飛来し、13日あさまで続く見込みです。
東京で黄砂が観測されれば2021年5月8日以来、約2年ぶりとなります。
また特に今回は全国的に濃度の高い黄砂が飛来するおそれがあります。
BSSの石川博康気象予報士によりますと、視程が5キロメートル未満になると見通しが悪くなるため、車の運転などは注意が必要だということです。
また、洗濯物を外干しすると黄砂が付着する可能性があるため、気になる人は洗濯物カバーの使用や室内干しなど対策をとるようにしてほしいと話しています。
黄砂はアジア内陸部の砂漠や黄土高原などの強風によって上空に舞い上がった多量の砂が上空の風で運ばれ、徐々に降下する現象です。日本列島では春に観測されることが多いとされています。