日銀の植田和男新総裁は就任後初めての会見で、大規模な金融緩和策について直ちに修正を行う必要はないとの考えを示しました。
日銀 植田和男 新総裁
「物価の安定の達成は積年の課題です。物価安定の達成の総仕上げに向け、理論・実務の両面で尽力したい」
就任後の会見で物価の安定への意気込みを語った植田新総裁。
黒田前総裁の下で10年にわたって続けてきた大規模な金融緩和策については「継続することが適当だ」と述べたうえで、大量に国債を買い入れて金利を低く抑え込む「イールドカーブ・コントロール」と呼ばれる政策についても継続する考えを示しました。
日銀 植田和男 新総裁
「現状の経済・物価・金融情勢を鑑みると、現行のYCCを継続することが適当」
この政策については、市場の機能の低下など副作用が生じていることから、早期に修正するのではないかとの観測も出ていましたが、ひとまず打ち消した形です。
ただ、植田新総裁は「点検や検証があってもいい」とも述べていて、今後の修正に含みを残しています。
注目の記事
世界陸上の競技直後にプロポーズした、されたスロバキア代表選手2人が東京大会は「婚約者」として「同日同時刻」スタート!当時の裏話や東京大会への意気込みを語る

「焼け跡で拾った器に入れて運んで、死にそうな人に飲ませてあげた。自分も頂いた」 焼野原で配られた牛乳 ありがたい気持ち今も 80年越しの御礼 広島


「私の名をかたり 許しがたい」滝澤依子新潟県警本部長の『偽アカウント』を“投資関連”のLINEグループトークで確認

「赤ちゃんにはなるべくあなたの母乳を」牛乳パックの“広告”に賛否 50年続く表現めぐりSNSで様々な意見

「市民に信を問う」“学歴詐称”疑惑で不信任決議を受けた静岡・伊東市の田久保市長、議会解散を選択 「伊東市がどうなっても関係ない」市民からは怒りの声【news23】

【画像閲覧注意】大量発生の“毛虫”『アメリカシロヒトリ』とは? 青森県八戸市の公園や学校に“うじゃうじゃ”と… 約3年周期で大量発生? 駆除業者は記録的猛暑など影響の可能性指摘「全滅は不可能に近い」
