岩手県消防学校で10日入校式が行われ、57人の若き消防士がおよそ半年間に渡る厳しい訓練をスタートさせました。
県消防学校には今年度、県内11の消防本部で採用された18歳から24歳の57人が入校しました。
4年ぶりに保護者も参列し屋内の訓練場で行われた式では、一人ひとりの名前が読み上げられると、会場には力強い声が響き渡りました。
入校生を代表して決意を述べたのは、盛岡市出身の瓜谷拓海さんです。
(入校生代表 瓜谷拓海 消防士)
「教官の教えをよく守り、勉学に努めるとともに、学生生活を通じて礼節と規律を正し、消防署員としての基本的な素養を培うことに最善を尽くすことを誓います」
今年度、消防学校に入校した57人うち8人が女性です。そのひとり、久慈市出身の谷崎結彩さんは中学生の頃に消防士を志しました。
(谷崎結彩 消防士)
「中学2年生の職業説明会という行事が学校であり、男性がやる仕事というイメージがあったが、女性でも活躍していきたいなという思いで目指した。女性だったからこそ話せたことがあるという話を聞いたので、そのようなことを大切にしていきたい」
新人消防士はおよそ半年間、寮で共同生活を送りながら厳しい訓練に臨みます。