台湾周辺で8日に始まった中国軍の軍事演習が2日目となるきのうも行われました。
記者
「台湾に最も近い中国の平潭島です。周辺の海域では軍事演習が行われていますが、きょうも大勢の観光客でにぎわっています」
観光客
「(Q.軍事演習を知っている?)詳しく知らないです。台湾をできるだけ早く統一してほしい。台湾は中国の欠けてはいけない一部です」
「平和的に解決してほしいけど、できないなら武力が必要です」
中国メディアによりますと、8日から始まった軍事演習はきのうも行われ、太平洋に展開していた空母「山東」が台湾東部海域に移動し、台湾島を包囲する作戦に参加しているということです。
台湾の蔡英文総統とアメリカのマッカーシー下院議長の会談への対抗措置とみられますが、去年8月に当時の下院議長だったペロシ氏が台湾を訪問した際に行われた軍事演習に比べ、今回は中国軍や中国メディアの発信が少なく、アメリカや台湾の世論を意識して抑制的な対応をとっているものとみられます。
演習はきょうまで続く予定です。
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