三重県熊野市の夏の大花火大会が、ことし4年ぶりに通常開催されます。

夜空を焦がす大輪の花火。江戸時代からおよそ300年続く、東紀州最大規模の花火大会で、熊野灘に直径600メートルの巨大な半円を描く「三尺玉海上自爆(さんしゃくだまかいじょうじばく)」など、およそ1万発の花火が夏の夜空と海を彩ります。

新型コロナ感染拡大で過去3年間中止となり、去年11月には、クラウドファンディングによる寄付金で15分間の花火大会が復活しました。

ことし4年ぶりのフル開催が決まり、主催者は「来ていただいた方に満足してもらえる花火を目指したい」と話しています。


また、物価高騰の影響で大会にかかる費用が2割ほど上がりそうだということです。

ことしの熊野大花火大会は8月17日木曜日に行われる予定で、およそ12万人の人出が見込まれています。