神宮外苑地区の再開発について、東京都は「都民の理解と共感が得られいてない」として、事業者に対し情報発信などの対応策を示し実施するよう2度目の要請しました。

神宮外苑地区の再開発は、商業施設などが入る高層ビルの建設や、およそ1900本ある樹木のうち743本を伐採し、新たに800本以上の植樹が計画されていますが、専門家らが名所のイチョウ並木の生育に悪影響があるなどとして事業の見直しを求めています。

この再開発について、東京都は「都民の理解や共感が得られていない」として、事業者に対し既存の樹木の保全や情報発信など、具体的な対応策を示し、これらを実施するよう2度目の要請をしました。

小池知事は会見で「間違った情報があたかも真実のように伝えられているということはよろしくない。例えば有名なイチョウ並木を切っちゃうんだと。街作りを進める意義や理念が、都民の理解や共感を得るために、改めて要請をした」としています。