岩手大学の入学式が7日行われ、1100人が大学生としての一歩を踏み出しました。

 マスクの着用は続くものの4年ぶりに保護者も参加しての入学式です。岩手大学の今年度の新入生は4学部合わせて1100人です。
 入学式は密を避けるため今年も2学部ずつ2回に分けて行われました。出席者にはマスクの着用が求められましたが、3月の卒業式に続き4年ぶりに保護者の入場が可能になりました。
 小川智学長は「学問はもちろん、友人を作り、様々な経験をしてグローバル化に対応できる人間力を身につけてほしい」と新入生を激励しました。
 新入生代表は人文社会科学部の佐藤佳都さんです。

(新入生代表 佐藤佳都さん)
「これからの岩手、ひいては日本の未来を担う人材へ成長できるよう岩手大学で学ぶことができる幸せをかみしめ、仲間と切磋琢磨し、より精進してまいります」
(新入生)
「地域の活性化がしたくてこの大学に入ったので、そういうところをしっかり4年間で学べたらと思います」
「代表的なところだと乳酸菌とか人の役に立つ微生物について知りたいと思ったので入学しました」

 中には初めての土地での新生活に不安な様子の学生もいました。

(大阪府から農学部に入学した学生)
「今、何もわからなくて右も左も。関西魂というか、コミュニケーションを取って楽しくできればという感じです」

 期待と不安を胸にスタートする大学生活。岩手大学では17日に授業が始まります。