ロシアのプーチン大統領は、同盟関係にあるベラルーシとつくる連合国家の安全保障に関する基本方針を策定すると表明しました。ベラルーシへの戦術核兵器の配備についても盛り込まれる可能性があります。

ロシア プーチン大統領
「連合国家の安全保障に関する基本方針策定に向け、きょうの議論で出た課題は特に重要だ」

プーチン大統領は6日、ベラルーシのルカシェンコ大統領や主要閣僚と両国でつくる連合国家のさらなる統合に向けた会議を開催し、「連合国家の安全保障システムを強化する」と表明しました。

ルカシェンコ氏は前日のプーチン氏との会談で、安全保障や軍事産業などの分野で多くの合意に達したとしています。

プーチン氏は先月、戦術核兵器をベラルーシに配備すると表明していて、今後、策定される両国の安全保障の基本方針にも盛り込まれる可能性があります。

ベラルーシ側の高官は、旧ソ連時代には国内に40か所以上の核兵器の配備地点があったとして「どこにでも配備できる」と発言。配備の時期は「両大統領が決める」としています。