防衛省は、中国海軍の艦艇が5日夜、沖縄県の与那国島の南の海域や久米島の西の海域を航行するのを確認したと発表しました。

防衛省によりますと、5日午後10時頃、中国海軍のフリゲート艦が与那国島の南およそ80キロの海域を北西に進むのを確認したということです。

また、午後11時頃には中国海軍の情報収集艦が久米島の西およそ60キロの海域を南下し、その後、6日に沖縄本島と宮古島との間を南下して太平洋に向けて航行したことを確認したということです。

5日は中国海軍の空母「山東」が太平洋上を航行しているのを初めて確認するなど、中国海軍による日本周辺での活動が活発化していて、防衛省は警戒・監視を続けています。