4月9日に投票と開票が行われる山梨県議会議員選挙。各選挙区をご紹介しています。最激戦・最注目の笛吹市です。

笛吹市選挙区

定数3に対して6人が立候補しました。

現職2人、元職1人、新人3人の争いとなっていますが、1月の知事選の影響、長崎知事への姿勢が明確に分かれています。

現職の杉原清仁さんは長崎知事を支持する姿勢を打ち出して組織的な選挙戦を展開し、インフラ整備など地域経済の回復を訴えています。

現職の大久保俊雄さんは県議会では知事と距離を置く会派に所属していて、是々非々の立場を打ち出し人口減少対策などを訴えています。

新人の伊藤真理さんは知事選で長崎知事と戦った倉嶋清次さんの支援も受け、女性候補としての存在感をアピールしながらジェンダー平等などを訴えています。

新人の中村正仁さんは中村正則元県議の息子で長崎知事を支持する姿勢を示し、八代地区を中心にスポーツによる地域振興などを訴えています。

元職の志村直毅さんは1月の知事選で自民党を離党して県議を辞職、長崎知事と戦いました。子育て施策や高齢者福祉の充実などを訴えています。

新人の雨宮拓真さんは長崎知事の元秘書で今回の県議選では最年少の候補者です。介護待機者ゼロの実現などを訴え若年層を中心に支持の取り込みを図っています。

杉原さん、中村さん、雨宮さんは長崎知事を支持、大久保さん、伊藤さん、志村さんは長崎知事と距離をとる姿勢を示す構図。

自民党支持か否か、知事を支持か否か、それぞれの支持層の中でも票の奪い合いとなる激しい選挙戦となっています。