国連安全保障理事会で対北朝鮮制裁の履行状況を調査した報告書が公表され、その中で北朝鮮が、去年過去最高額の暗号資産を盗んだとみられることがわかりました。

5日に公表された国連安保理制裁委員会の専門家パネルがまとめた報告書では、北朝鮮が「巧妙な技術で暗号資産関連の金融システムにアクセスした」などと指摘しています。

そのうえで、北朝鮮が6億ドル=およそ780億円から10億ドル=およそ1300億円を盗んだと推定していて、これは過去最高額にのぼるということです。

またウクライナ侵攻を続けるロシアに北朝鮮が砲弾を輸出しているとアメリカが発表していることについて、専門家パネルが今後調査をしていく方針を明らかにしています。