台湾の蔡英文総統が日本時間のきょう未明、アメリカのマッカーシー下院議長と会談し、経済と安全保障の両面での連携強化を確認しました。一方、中国政府は反発しています。
記者
「蔡英文総統が到着しました。これからマッカーシー下院議長との会談に臨みます」
蔡総統とマッカーシー下院議長の会談は、日本時間のきょう午前2時ごろからロサンゼルス近郊で行われ、個別会談ののち、超党派の議員18人との会談も行われました。
現地メディアによりますと、アメリカで台湾の総統がアメリカの下院議長と会談するのは1979年の断交後、初めてです。
台湾 蔡英文総統
「マッカーシー氏らの存在と揺るぎない支持は、台湾の人々を孤立していない、一人じゃないと安心させてくれます」
会談では経済と安全保障の両面での連携強化を確認。蔡総統は台湾の平和な現状を守る意志を議員らに示し、マッカーシー氏は「アメリカと台湾のつながりはかつてなく強くなっている」と強調しました。
一方、中国外務省は「一つの中国」の原則などに「厳重に違反する」と指摘し、「断固反対し、強烈に非難する」と反発しています。
注目の記事
「やっと技術が認められた」従業員約70人の町工場が開発 量産可能な最高水準の緩み止め性能のボルト 【苦節21年の道のり 開発編】

“ポンコツ一家”で過ごした5年間 認知症の母と一発屋芸人 にしおかすみこさんが語る「ダメと言わない」介護【前編】

「下請け」は"NGワード" 法改正で消える暗黙の上下関係 フリーランスも保護【2026年から変わること】

パンや味噌汁でもアルコールを検知してしまう?飲酒してなくても摘発されてしまうのか 警察に聞いてみた

【実録・詐欺犯VS警察官】 詐欺電話を受けたのは“本物の警察官”「信号検査・逮捕令状・強制捜査」次々に出る専門用語…人々が騙される巧妙な手口を公開

3年で20本が切断…台湾「海底ケーブル」が直面する脅威と中国の影 最前線・沿岸警備隊パトロールに日本メディア初密着【後編】









