5日、岩手県内各地で大学や専門学校の入学式が行われ、新入生たちが希望に胸を膨らませていました。

 滝沢市では盛岡大学と盛岡大学短期大学部の入学式が行われました。マスクの着用は求めましたが、保護者の出席が4年ぶりに認められました。
 入学式では新入生468人の入学が許可されたあと、高橋俊和学長が「大学の期間を使って自分らしい生き方を求め、社会の共同体の一員としての感覚を身につけて欲しい」と新入生を激励しました。
 式のあとには学生が保護者らと記念撮影をして門出を祝っていました。

(新入生)
「不安も多いですが、将来の夢をかなえられるようにこれから頑張っていきたいと思っています。(将来の夢は?)小学校の先生になって、みんなが夢をもって安心して学校生活を送れるような先生になりたいと思っています」
「これからやっと大学生活が始まるのかという実感がわいてすごく楽しみです。実践的な保育の勉強があると聞いたのでそれを楽しみにして入学したので頑張りたいと思います」
「緊張より楽しみが勝っています。バイトと学校生活の両立を頑張りたいと思います。心配なのは朝起きれるかが心配です」

 一方、こちらは看護師のたまごが入学です。盛岡市医師会が運営する盛岡高等看護学院と盛岡准看護学院では合わせて36人が夢への一歩を踏み出しました。
 この学校では、働いたり子育てをしたりしながら看護師や准看護師を目指すことができ、今年も18歳から48歳までが入学しました。
 准看護学院に入学した齊藤美月さんは1歳の子どもを育てながらの挑戦です。

(齊藤美月さん)
「子どもを育てていくために手に職を付けて働きたいと思いました。大変だと思うんですけど頑張りたいと思います。地元の盛岡の病院で働いて地域の人たちの支えになるような看護師になりたいと思います」

 新入生はこれから准看護学院は2年間、高等看護学院では3年間、座学や病院での実習などに臨みます。