ロシアのカフェで爆発が起き、ウクライナ侵攻を支持する“軍事ブロガー”が死亡しました。この事件で逮捕されたのは爆発直前、死亡したブロガーに何かを手渡したロシア人の26歳の女。ロシア側は「ウクライナ側によるテロ行為だ」と主張しています。
拘束の女「爆発した像を持ち込んだ」 ロシアでカフェが爆発

ロシア第2の都市、サンクトペテルブルクにあるカフェで爆発が起き、ロシアのウクライナ侵攻を支持する有名な軍事ブロガーの男性が死亡しました。
ロシア当局は爆発に関与した疑いで、26歳のロシア人の女を拘束しました。

ーーなぜ拘束されたか分かるか?
拘束された女「分かっている」
ーー何をした?
拘束された女「(ため息)爆発した像を持ち込んだ」
拘束された女とみられる人物がカフェに入る映像には、 茶色い袋のようなものを両手で抱えている様子が映っていました。
カフェの中では、愛国者らが集まるイベントが開かれていたといいます。

女は袋を男性に渡し、すぐに席に戻ろうとしましたが…
男性「ナスティア、ナスティア、こっちに来て座って」
女「恥ずかしいです」
男性「ここに座ってもいいですよ。それともこっちに座る?」
女「ここでいいです」
自分の近くに座るよう声をかけた男性からは、距離をとって座る女。

そして女が手渡した茶色い袋から出てきたのは、“金色の像”でした。
男性「金色だ。素晴らしい。神様に感謝だ」
この直後に爆発が起きたのです。

目撃者
「彼が像を自分の右側の机の箱に戻した後、4分~5分が経過したところで爆発が起こりました」