大手電力会社が競合する新電力の顧客情報を不正に閲覧していた問題で、経産省は業務改善命令を出す方針です。電力会社は電気料金の値上げ申請を行っている中、不祥事が相次いでいます。
この問題は、関西電力など7社の社員らが、子会社の送配電会社などが持つ競合する新電力の顧客情報を不正に閲覧していたことが相次いで明らかになったものです。
西村経済産業大臣
「中立性、信頼性に疑念を抱かせるものであり、極めて遺憾である」
経産省は、関西電力など大手電力5社に対して弁明の機会を与えた上で、業務改善命令を出す方針です。
また、関西電力など4社は自由競争を阻害するカルテルを結んでいたと、公正取引委員会に指摘されています。
【不祥事のオンパレード?】
「不正閲覧」に「カルテル」と不祥事のオンパレードが続く電力会社。2つの共通点は、電気料金を安くする電力自由化を「骨抜き」にする「反則技」だという点です。
電力自由化により地域独占は崩れ、競争が起き、電気料金が下がることが期待されていました。
しかし、▼大手電力がライバルの新電力の顧客情報をカンニングし、一部で営業活動もしていました。また、▼関西電力など4社は「お互いのエリアの客には手を出さない」とカルテルを結んでいたとされています。
これでは競争が起きず、電気代の値下がりにはつながりません。しかも、問題はいま、まさに大手7社が規制料金の値上げを申請中だということです。
電力会社の信頼が大きく揺らぐ中、国民から値上げに納得してもらうためには、抜本的な改革姿勢を示すことが求められています。
注目の記事
11歳息子を殺された父「加害者との糸を絶やさない」関係を断てば「望む謝罪・賠償すら得られない」受刑者から途絶えた手紙…面会で知った真相に怒り「裏切られた」

中国のカキ養殖ブイ「環境に優しい」はずが大量の漂着ごみに… 扱いを誤ると破裂のおそれ、まるで “風船爆弾” 安全な処理方法とは

16歳で意に沿わぬ結婚…フィリピンに残された残留2世の現実 いまだ無国籍状態も…背景に“戦後の激しい反日感情” 終わらない戦後を追う

「森と自分、お互いが共に豊かになれるように」 森の香りをアロマに 1kgの枝から精油 わずか4ml 枝の採取、蒸留も自ら 山梨で手作りのアロマブランド

「暴力と胸や尻を触るセクハラが日常に」北海道京極町の農業法人で虐待か…避難したミャンマー人女性4人が明かす凄惨な実態 町議務める“父親”ら取材に応じず《連載1》

「もうダメかなと…」熊本地震で1階が全壊した実家 「助けてくれ」絶望のなか聞こえた父の声…地域住民がチェーンソーを手に繰り広げた“2時間の救出劇”









