オール電化などの料金はすでに値上がりしていることから、今、効果的な節電方法として家電製品を見直す人が増えているといいます。家電量販店は節電ニーズに応えようと「省エネ家電」を猛アピールです。
富山市にある家電量販店ジョーシン富山本店。店内のあちこちに「節電」の文字が…。
上新電機富山本店 藤岡剛哉主任:
「コストに関係することで関心が高まっている傾向なので。特にコスト的に1番いまウエイトが高いのがエアコン・冷蔵庫・照明器具などがあります」

店によりますと近年は商品そのものの「価格」より電気代や維持費など「ランニングコスト」を重視する傾向にありこの1年で節電を目的に家電を買い換える人がこれまでの1.2倍から1.5倍に増えているといいます。

これからの暑い季節、欠かせないのがエアコン。いま注目されているのが省エネ機能を搭載したこちらのモデルです。
上新電機富山本店 藤岡剛哉主任:
「部屋のなかの温度が、設定した温度に近づくまで早い。早いぶんコストを下げていくという傾向がありますから。だんだんとアイドリングに近づけていくことで、トータル的な電気代を下げる」
また、センサーが人の動きを探知して効率よく風量を調整してくれるといいリビングや子ども部屋など長時間使用する部屋向けに購入する人が増えているといいます。省エネ需要に応えるべく冷蔵庫も進化しています。
上新電機富山本店 藤岡剛哉主任:
「この540リットルのクラスですと、年間通しての目安電気代が7100円となっていますけども。10年ほど前になると、同等の大きさであればだいたい1万6000円台から1万8000円台の電気代がかかっていますから。年間電気代だけでも約1万円ほどのコスト削減になります」

電気代で比較すると最新モデルは10年前の2分の1以下に。さらに断熱性に優れているため電気代をおさえながらも質を落とさず保存できるといいます。電気料金の値上げが家計を直撃するなか電気代を抑えるための「節電消費」は今後も続きそうです。
上新電機富山本店 藤岡剛哉主任:
「これから夏に向かっていきますので。エアコン、冷蔵庫ともに気温が上がことによってコストが上がってくるというふうにも言われておりますから。付加価値の高い製品をおすすめしている」
