3日にサクラの開花が観測史上最も早く発表された盛岡では、4日も気温が上がりました。盛岡市内のサクラの名所の咲き具合はどうなっているのでしょう。
4日正午すぎの盛岡地方裁判所は、3月30日に開花が確認された石割桜を一目見ようと昼休み中の会社員など多く人でにぎわいました。去年の開花日は4月12日でしたが、今年はすでに見頃を迎えています。
一方、日本さくら名所100選に選ばれている高松公園では、7日に始まる盛岡さくらまつりへ、100基のぼんぼりの設置作業が行われました。
ソメイヨシノを中心とした1260本のサクラは咲き始めで、まだ蕾も多く残っていました。高松の池のサクラの見頃は15日ごろの見込みです。
盛岡城跡公園は石垣の間を吹きぬける風に白い可憐なサクラがそよいでいました。こちらもまだ咲き始めですがすでに花見客が訪れています。盛岡城跡公園では、盛岡さくらまつり開催に先立って5日からぼんぼりを点灯します。さらに盛岡市は4日、新型コロナの規制緩和を受けてまつり期間中の飲食自粛を求めず4年ぶりに露店も出店予定であることを発表しました。また石割桜と盛岡城跡公園に観光ガイドを4月中旬の土日限定で配置します。
盛岡地方気象台によりますと、市内のサクラは早ければ週末に満開となる予想です。4日は宮古市でも観測史上2番目に早くサクラの開花が発表されました。花の便りが岩手県内各地から届いています。