岩手県警は沿岸地域で事件が発生した場合に、管轄する警察署の捜査支援にあたる新たな組織を設置し、4日発足式が開かれました。
県警が新たに設置したのは「刑事部沿岸バックアップチーム」です。4日宮古警察署で開かれた発足式には、中屋敷修二刑事部長が出席し、「沿岸各警察署と緊密に連携しながら、機能するチームを作り上げて欲しい」と職員を激励しました。
これまでは沿岸5つの警察署管内で事件が発生した際、各警察署の人員だけでは充分な捜査ができず本部などから応援を受け入れていました。刑事部直轄の支援チームを宮古警察署に置くことで人員不足を解消し、迅速な捜査につなげるのが狙いです。
メンバーは県警察本部の刑事企画課と、宮古警察署の警察官合わせて9人で構成され、刑事や鑑識など捜査経験が豊富な人員が選ばれました。刑事部沿岸バックアップチームは、窃盗事件などのほか、強盗などの凶悪事件の捜査支援にあたります。