岡山県美作市で商業施設を運営していた協同組合・大原ショッピングセンターが、岡山地裁津山支部から破産開始決定を受けたことがわかりました。負債総額は約2億8300万円です。

東京商工リサーチなどによりますと、美作市古町の協同組合・大原ショッピングセンターは、1982年に商業施設「アイ」の運営を目的に設立されました。1996年には施設の建て替えを行い、その際に岡山県の中小企業高度化資金3億8992万円を借り入れていましたが、エリアの人口減少や近郊の食品スーパーなどに顧客が流れたことなどにより店舗数が減り、売り上げが後退していました。

近年の電気代の上昇もあり、今年1月にはすべての店舗を閉店、2月28日に理事会で廃業を決定していました。