佐田岬灯台の環境整備などに取り組んできた、愛媛県伊方町が、海上保安庁の「航路標識協力団体」に指定され、指定証の交付式が行なわれました。

伊方町役場で行なわれた交付式では、松山海上保安部の木室貴行部長から、伊方町の高門清彦町長へ、航路標識協力団体の指定証が手渡されました。

この指定は、2021年の航路標識法の改正を受け、灯台などの航路標識を地域のシンボルや観光資源と捉え、標識の管理体制を充実させ地域の活性化に貢献しようと、海上保安庁が始めました。

佐田岬灯台は1918年に設置され、2017年には国の登録有形文化財にも指定されています。
今回の指定により、4月からは伊方町が主体で内部の公開が可能となり、観光や教育などでの活用が期待されています。

(伊方町・高門清彦町長)
「今までも町の誇りであった佐田岬灯台、これからもずっと大切に守っていきたい、そしてそれを観光の起爆剤として活用していきたい」

航路標識協力団体への指定は県内では、伊方町が初めてです。