沖縄県の尖閣諸島周辺で、先月30日に日本の領海内に侵入した中国海警局の船3隻について、領海内への連続侵入時間がこれまでの最長を更新したことがわかりました。

海上保安庁によりますと、領海に侵入したのは中国海警局の船隻で、先月30日の午前11時10分ごろから日本の漁船のあとを追うようにして、4隻が相次いで領海に侵入しました。

うち1隻は、きのう午後8時半ごろ、領海の外側の接続水域に出ましたが、残る3隻が領海内にとどまっていて、きょう午前11時54分に領海内への連続侵入時間がこれまでで最も長い72時間45分を超えました。

領海外側の接続水域を含め、尖閣周辺で中国船が確認されるのは67日連続です。

海上保安庁は配備中の巡視船で、中国船に対し領海から出るよう繰り返し警告していて、引き続き警戒を続けるとしています。