新型コロナの影響で運休していた国際線の小松ー台北便が1日、およそ3年ぶりに運航を再開し、石川・小松空港では記念セレモニーが開かれました。

記者リポート
「午前10時20分です。待ちに待った国際線の再開第1便が小松空港に到着しました」

およそ3年ぶりに運航を再開したのは、台湾のエバー航空が運航する小松ー台北便で、小松空港の到着口では、県の観光団体や小松市の飲食店関係者らが、台北からの乗客183人を出迎えました。台北から家族で訪れたという乗客は、「3年ぶりに飛行機で日本に来たので楽しみだった。日本の名産品などを楽しみたい」などと話していました。

その後行われたセレモニーにはエバー航空の陳啓偉日本支社長をはじめ、馳知事や小松市の宮橋市長らが出席し、運航再開を祝いました。小松空港では台湾と上海、ソウル便あわせて週に16便の国際線が運航していましたが、新型コロナが流行し始めた2020年3月以降は全面運休となっていました。

エバー航空。陳啓偉日本支社長
「石川県をはじめ、北陸各県にお住まいのより多くの皆さまに台湾の心あたたまるおもてなしを体験していただくため、弊社の便でお迎えできることを楽しみにしている」

小松ー台北便は、1日から1日1往復で運航します。観光、宿泊業界では国際線の3年ぶりの運航再開を、海外からのインバウンド需要回復の起爆剤として捉え反転攻勢を強めます。