屋内型農園を活用した、新しい障害者雇用支援サービスが倉敷市で始まりました。レタスなどの栽培を通じ、「持続可能な雇用の実現」を目指します。
倉敷市新田に完成した「トライスルみらい農園倉敷」です。約1千平方メートルの室内には、人工の光を当ててレタスなどの野菜を栽培する場所や、休憩スペースなどが設けられています。障がいのある人とない人が、4人1組でチームを組み働きます。
(農園で働く人)
「学生時代に園芸の経験があります。レタスなどを作ってみんなに食べてもらえるのがうれしい」
この農園は、様々な理由で障がい者を受け入れる環境を整えづらい企業の受け皿として誕生しました。東京都のジョブサポートパワーが企業に代わって雇用や仕事の定着支援を行います。
(ジョブサポートパワー 高野康久社長)
「潜在的なニーズがあると思っています。但し、支援の仕方や設備の問題などがうまく合致をすれば、障がい者のためご家族のためにも十分なりえる」
また、栽培指導や収穫した野菜の販路紹介などは2016年から自社の植物工場でレタスなどを栽培する倉敷市の旭テクノプラントが行います。
(旭テクノプラント 藤森健社長)
「『障害者が仕方なく働く場所、提供されるというイメージではなくて、我々が指導することによって高付加価値野菜を生み出して市場で認められる、支持されるものを提供して社会貢献度を実感していただく」
屋内での野菜栽培を通じ生まれた新しい障害者雇用の形です。旭テクノプラントでは今後も農園の整備を進めたいとしています。
注目の記事
愛媛県民は「を」を「WO」と発音? 47都道府県調査で見えた驚きの「常識」

「米はあるのに、なぜ高い?」業者の倉庫に眠る新米 品薄への恐怖が招いた“集荷競争”が「高止まり続く要因に」

大阪王将 ドーナツ業界に進出「ぎょーナツ」餃子味、麻婆豆腐味って? 異業種が参入するワケ【Nスタ解説】

1枚500円なのに交換は440円分…農水大臣が「おこめ券」にこだわる理由、百貨店商品券との違い【Nスタ解説】

「武蔵が沈んだ…」部下を思い、涙した初代砲術長・永橋爲茂 戦後なぜ、家族を残し一人島で暮らしたのか #きおくをつなごう #戦争の記憶

「BYD」「テスラ」米中2大EVメーカーが北海道進出《なぜ?》「北海道はブルーオーシャン」寒冷地でEVは普及するのか「ノルウェーでは93%のEV浸透」

【1か月予報】日本全域で平年より気温が高い見込み 「降水量」は北~東日本太平洋側では多い予報 降雪量&日照時間はどうなる?【気象庁発表】

「あの子の命の犠牲、いったい何だったの?」息子(18)はトラックにはねられ亡くなった 遺品が語る「生命のメッセージ」 【交通事故死者ゼロへの誓い】

トラックにはねられ亡くなった息子(18)はもう帰らない...「幼いころ怒ってごめん、怒鳴ってごめん」そして母親が始めた「1人運動」とは【息子の尊厳をかけた母の戦い 第3話/全3話】

「なんでや?死人に口なしか」トラックにはねられ命を落とした18歳の息子 母と仲間たちが真相究明「健くん、こんな状況変えていこう」【息子の尊厳をかけた母の戦い 第2話/全3話】





