岸田政権が掲げる“異次元”の少子化対策の「たたき台」がとりまとめられました。今後3年間で児童手当の拡充などに取り組むとしていますが、待ち構えているのが「財源」の壁です。
小倉将信 こども政策担当大臣
「難しい政策テーマも多数盛り込まさせていただくことができた」
「たたき台」では、今後3年間で取り組む優先度の高い政策を「こども・子育て支援加速化プラン」と位置づけました。この中では、児童手当について▼所得制限撤廃や、▼支給対象の高校卒業までの延長、▼子どもが多い世帯への支給額の見直しを盛り込みました。今年6月の「骨太の方針」までに結論を出すとしています。
菅前総理が主張していた「出産費用の保険適用」はきのう、岸田総理が菅氏と面会し、「実施する方向で検討している」と伝えていましたが、実際に盛り込まれました。与野党が求めていた「学校給食費の無償化」も「課題の整理を行う」としました。
ここで問題となるのが「財源」です。
政府関係者
「全部フルにやったら、こども予算倍増の10兆円でも足りない」
与党内では「子ども国債」を発行してまかなう案などが取りざたされていますが、鈴木財務大臣はこうクギを刺しました。
鈴木俊一 財務大臣
「確かな償還がない中での国債発行は単なる特例公債の発行にすぎない。そこは慎重でなければならない」
野党ベテラン議員
「我々が主張していた給食費無償化だって今さら。選挙目当てのバラマキでしょ」
財源の裏付けがなければ絵に描いた餅になりかねず、政府の本気度が問われています。
注目の記事
「本当は命を失う場所ではなかった」津波にのまれた指定避難所…震災を知らない大学生が被災地で辿る“後悔と教訓”の15年

「私たち家族の楽しい思い出はすべて消え、苦しみや悲しみに変わった」娘を事故で失った小学校の元校長が訴える“命の尊さ” 修学旅行の引率中に「美果が交通事故で死んだ」と連絡が【第1話】

【「公立いじめ」との声も】授業料無償化先駆けた大阪のいま…公立高校の約4割が定員割れ『私立有利・公立不利』の状況は“負のスパイラル”生む懸念【教育アドバイザー・清水章弘さん解説】

“ながら運転”小学生男児トラックにはねられ2年経つ今も意識不明•生涯要介護も…適用されない『危険運転』両親訴え「罪が軽すぎるのではないか」

家族が死刑囚になったーー「殺人鬼の家族と呼ばれようとも」 残された両親と弟、過酷な現実の中で今も生き続ける

3・11午後2時46分発車の仙石線『命を救った判断』あの日の記憶胸に“ビーチサッカー”で目指す姿【東日本大震災15年】









