アメリカ政府は、ウクライナへの侵攻を続けるロシアが食料などと引き換えに北朝鮮から武器や弾薬を調達しようとしたとして、仲介役のスロバキア人を制裁対象に指定しました。

アメリカ財務省によりますと、制裁対象に指定されたスロバキア人の男は、去年後半から今年初めにかけて、北朝鮮の政府関係者とともにロシアに提供するための20数種類を超える武器や弾薬の調達を企てていました。

ロシアはこれらと引き換えに、北朝鮮に民間の航空機や食料を送ろうとしていたということです。仲介役のスロバキア人は、▼北朝鮮の要望品のリストをロシア側に渡したり、▼北朝鮮向けの航空機をロシアの関係者とともに探したりもしていたということで、制裁によりアメリカでの資産凍結や取引停止の対象となります。