歴史的価値の高い作品や豪華な着物が集まる展示会が、岡山市北区の百貨店で始まりました。
戦後間もない1953年、約70年前に制作された着物です。今も鮮やかな色合いを放ちます。岡山高島屋で始まった上品會(じょうぼんかい)作品展には、歴史的にも価値の高い着物などが並びます。
上品(じょうぼん)とは「一級品・上等なもの」。その名の通り、職人の染織や絞りなどの技術が凝縮された着物・約60点も展示販売されていて、中には300万円を超えるものもあります。
(高島屋呉服部 鈴木幸博 課長)「こちらの作品は『浜に松が咲く風景』を表現しています。波など『糸目糊』というような糊の技法を使っています。大変手間がかかっています。着物としては大変素晴らしい作品。上品會の作品や様々な資料を通じて、『高島屋の呉服』というものを知っていただけるよう」
岡山高島屋開店50周年記念「上品會作品展」は、4月2日まで開かれています。