任期満了に伴う岡山市長選挙は、現職と新人のあわせて4人が舌戦を繰り広げています。シリーズでお伝えしています候補者の主張。今回は「防災・減災への取り組み」です。

岡山市長選挙にはいずれも無所属で現職と新人のあわせて4人が立候補しています。

防災・減災への取り組み

(大森雅夫候補)
「可動式のポンプほか、いろいろなものの手をうち、現在のところ7割が、同じ平成30年の7月豪雨の雨量があったとしても対応はできる状況までいきました。

お年寄りならお年寄りを特定して、どなたがいざという時にはお連れするのかというようなものがなかなか決まらない。そういうソフト面の充実をもっとしていかないといけないなというように思っています」

(向谷千鳥候補)
「避難訓練も地域のコミュニティで行ってらっしゃると思うんですけど、実際やっとトイレが洋式化された。だけれども車いすで1人では入れないとかね、そういうトイレになっているとか。それも住民の皆さんが避難訓練をしてみて、実際に車いすで入ろうとしてできなかったとか。

避難所の整備と避難訓練の強化。これも住民の皆さんの協力なしにはできないというふうに思いますので、そういった意識を高めるということも1つかなというふうに思います」

(神﨑政人候補)
「災害に対する市民の意識、危機感の高まりはあまりないのかなと感じております。携帯電話等の位置情報とか人流データのビックデータとそれから建物の3Dデータをかけ合わせた3Dのシミュレーションを行います。

そして、実際に被害が起きたらどういうふうになるのか、これを広く市民に公開しまして災害への意識を高めていきます。また、そうして得られたシミュレーションの結果は地域の防災計画に反映したりいろんな訓練に活用したりというところで地域の防災を底上げしていきたいなと」

(浦上雅彦候補)
「このエリアだったら南海トラフ級の地震が起きたらこういうことが起きるというのを何か所か何十か所かでAIでですね、予測させる必要があるだろうと。

結局は岡山市の全体で防災訓練、市全体でどういう被害が出るか分かったあげくに各地域の逃げ方が全部分かったあげくに、この日はやってみようということを市全体で2、3回やっておけば、それがきたときにみんな惑わずにバッと逃げるから死人ゼロができるんじゃないかなというふうには思っています」

岡山市長選挙は10月5日に投票が行われ即日開票されます。