愛媛県の宇和海で続くアコヤガイへい死について、今年度も、昨年度と同じ規模の被害が確認されました。
県は新たに、稚貝を予め陸上の水槽で大きく育てる取り組みを始めると明らかにしました。
29日に開かれた「アコヤガイへい死対策協議会」では、今年度短期間での大量死はなかったものの、貝のへい死は、昨年度と同程度の規模で発生したことが報告されました。
その上で、海域を変えて行った試験飼育では、稚貝のへい死が減少したことや、海水温度が下がる時期には、原因とされるウイルスが、ほとんど検出されなかったとする調査結果が公表されました。
(平田義則会長理事)
「地域によっては、今年の倍くらいの貝を移動させる計画がある」
また、県水産研究センターが、来年度以降、アコヤガイの種苗を、予め陸上飼育で大きく育てる実験に取り組むことを明らかにしました。
(県水産研究センター・桧垣俊司センター長)「アコヤガイは陸上水槽で長期間飼えないというのが今までの常識。ただ、こういう状況の中で、今まで無理だったからトライしないという選択肢は無い」
このほか、感染症に強い遺伝子を持つ貝を探し出すなどの、技術開発にも取り組む方針です。
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