パソコンやペットボトルを取り出さなくても手荷物検査ができる「スマートレーン」が、福岡空港に導入されることになりました。保安検査場の混雑解消が期待されます。


◆保安検査場の混雑続く
福岡空港を運営する福岡国際空港は29日の会見で、今年度の国内線の利用客数が1568万人と、コロナ禍前の87%程度まで回復する見込みだと説明しました。一方で、空港で働くスタッフが不足しているため、出発前の保安検査場は混雑が続いています。

福岡国際空港 永竿哲哉社長「大変ご不便をおかけしているというふうに思っています。できることは何でもやりながらですね、お客様をお待たせしないような形に、少しでも早く持っていければというふうに思っています」


◆検査効率“1.5倍向上”見込む
福岡国際空港は対策として、パソコンやペットボトルを取り出す必要がなく、トレイが自動で移動する「スマートレーン」を、国内線に来年度、順次導入する予定です。これにより、手荷物検査の効率が1.5倍程度向上すると見込んでいます。
また、混雑している国内線の駐車場についても、新たな立体駐車場を建設中です。2024年度に完成すれば、収容台数は現在の2倍の約1600台になる予定です。