福島県内の鉄道路線の経営状況をみていきます。
こちらは、JR東日本が発表した1キロあたりの1日の平均乗客数が2000人未満で、赤字になっている県内の路線です。

福島県内では水郡線、只見線、磐越西線、磐越東線の4路線が赤字です。
100円を稼ぐのに必要な費用「営業係数」は、
・只見線 会津坂下-会津川口間で5667円
・磐越東線 いわき-小野新町間が3298円
・磐越西線 喜多方-野沢間が2417円
・水郡線 磐城塙-安積永盛間が908円
などとなっています。
それぞれの路線の赤字は、総額で約9億円から4億円ほどになっています。

JR東日本は、「運行ダイヤを見直すことで赤字を若干減らせたが、解消には至っていない。すぐに廃止することはないが、地域住民などと話して、路線のあり方を検討していく」としています。
沿線の市町村では、廃止を避けるために今後どのような対策がとれるのかが大きな課題になります。













