自転車事故の実態とは

出合い頭の衝突を想定し自転車に乗っていた人がどのような衝撃を受けるのか、人形を使って検証しました。

ヘルメット有の実験

その結果、ヘルメットを着用していない状態の衝撃は、着用した状態のおよそ▼17倍に上ることがわかりました。

県内の自転車事故の件数は、2018年から去年までであわせて▼3662件。自転車に乗っていて事故に遭い死亡した▼24人のうち、ヘルメットを着用していた人はわずか▼1人。また、▼16人の死因は頭部損傷でした。

宮城県警に、ヘルメット着用の意義を聞きました。

宮城県警交通企画課 阿部博交通事故総合分析室長:
「頭部を守ることは、命を守ることに直結するという意識で、ヘルメットを是非とも着用していただきたい」

宮城県警交通企画課 阿部博交通事故総合分析室長

しかし、新たに施行される改正法では、罰則や取締りはありません。街の声は…。

自転車の家族連れの人:
「今のところは(ヘルメットを)する予定はないが、周りがみんなするなら、しようかと思っていた」
自転車の大学生:Q 努力義務で罰則がないが
「しなくてもいいのかなと思っちゃいますね」
自転車の家族連れの人:
「頭を守るうえで大事だってことは分かっているので、難しいところですね」

この自転車販売店では、自転車を買いに来た人にもヘルメットの購入を併せて勧めるようにしています。では、どんなヘルメットが売れ筋なのでしょうか?