統一地方選の前半戦となる福岡県議会議員選挙が、3月31日に告示されます。44ある選挙区の中で、20年ぶりに選挙が実施されるのが筑後市選挙区です。福岡政界の重鎮に筑後市の元副市長が挑みます。
◆蔵内氏VS北島氏

RKB岩本大志「選挙を前に、筑後市で公開討論会が行われています。非常に多くの人が集まっていますが、実はこれ県議会議員の選挙なんです」
県議選では異例ともいえる公開討論会。壇上に上がったのは、10回目の当選を目指す自民党現職の蔵内勇夫(くらうち・いさお)氏(69歳)と無所属新人で筑後市の元副市長・北島一雄(きたじま・いちお)氏(66歳)の2人です。
北島氏「一部の政治家が圧倒的な権限と権力を持つことで、その政治家の意に沿わないことが言えなくなると」
蔵内氏「この次当選させて頂いたら、きちっと県営公園を仕上げて、そして次の若い人にバトンタッチしたい」
◆蔵内氏“直近は4期連続で無投票”

蔵内氏は2003年から12年間、自民党県議団の会長を務め県連会長も歴任。福岡政界で強い影響力を持っています。
自民党福岡県連 原口剣生会長「蔵内会長が来るとお茶が出るんだな」
服部誠太郎知事「蔵内会長始め皆様方には議会中、大変お忙しい中わざわざお越しいただきました。大変恐縮でございます」
ただ、直近は4期連続で無投票だったため、選挙戦に臨むのは20年ぶりとなります。
◆北島氏“1月に副市長を辞職し準備”

対抗馬として名乗りを上げた北島氏は、今年1月に副市長を辞職し選挙に向けて準備を進めてきました。
北島氏「異常と言えば異常ですよね、20年間無投票というのは。やはり自分の声を反映させる場がほしい。その声は大きくございました」
20年ぶりの選挙戦にベテランの蔵内氏は…
蔵内氏「厳しいと思う。40歳までの人が全く県議会議員選挙を知らないし、蔵内勇夫と書いたこともない」














