物価高の中・・・中小企業3308社の賃上げは?

南波キャスター:
では物価高に対して、賃上げはどうなってくるのか。大企業から見ていきます。

【大企業 4月からの賃上げ】
・ソニーグループ

上級担当者(月額)・・・5~17%↑
「優秀な人材を確保し、国際競争力を高める狙い」

・三菱UFJ銀行
ベースアップ 定期昇給 一時金などで・・・実質7%↑
「個々人の頑張りに応じた処遇と、物価上昇対応を両立する取り組み」

・サントリーホールディングス
ベースアップ 定期昇給 あわせて・・・平均7%↑
「最も重要な経営基盤である人に対し、大きな投資を行う」

ではその一方、中小企業はどうなってくるのでしょうか?

【中小企業 賃上げ実施は】
日本商工会議所によると中小企業 3308社
2023年度 賃上げを実施予定・・・58.2%(2022年より+12.4ポイント)

▼賃上げ率
2%台未満:21.7%
2%台から3%台 :39.9%
4%台以上(物価上昇率をカバーできる):18.7%

賃上げ率で見ていきますと、物価上昇率をカバーできる4%以上は2割に満たないというような状況です。

日比麻音子キャスター:
物価高が続きます。やはり企業側の努力というのも引き続き求められますね。

松田さん:
企業側も大変だと思う。このタイミングでちゃんと賃上げをできる企業はやはり社員の皆さんも働く意欲が高まると思います。「この会社にいても大丈夫」という気持ちになると思う。何とか工夫して中小企業を含めて賃上げをやってほしい。

ホランキャスター:
全体を上げなきゃいけないですね。

日比キャスター:
長い目で見て、これからも様々な角度から、戦い続けなきゃいけなくなりそうです。