瀬戸内市の市営バスに新たな車両が導入されました。民間のバス事業者が撤退した路線に導入されることとなり、市民の移動手段を支える公共交通の維持に期待が寄せられています。

こちらが瀬戸内市が導入した市営バスの新しい車両です。瀬戸内市のJR邑久駅と長島愛生園とを結ぶ路線は、以前は民間のバス事業者が運行していましたが、バス事業者はコロナ禍での乗客の減少に伴い去年(2022年)3月に運行を撤退しました。

その後、瀬戸内市は市民生活を維持するためバス事業者から車両などをリースする形で運行を引き継いでいましたが、長期的にコストを抑えるため今回、新たに車両2台を導入することにしたものです。

車両は1台、約2100万円で車イスに対応したスロープが取り付けられるなどバリアフリーにも対応しているということです。

(武久顕也瀬戸内市長)「1乗車100円と皆さん安く利用できるので、ぜひいろいろな場所を運転せずに楽しんでもらえれば」

瀬戸内市では2024年度、さらに2台の車両を導入する予定で、引き続き、市民の公共交通の維持に努めていきたいとしています。