生徒数の減少に伴い3月末に閉校となる宮城県加美町の中学校で28日、閉校式があり生徒らが学び舎との別れを惜しみました。
加美町立宮崎中学校の閉校式には、3年生までの全校生徒79人を含め地域住民らおよそ300人が出席しました。
式では、簗田智志校長が「ふるさとを慈しみふるさとを育み健やかに生きてください」と生徒たちを励ましました。

このあと、生徒の代表がお別れの言葉を述べました。
生徒代表 今野夕稀さん(2年):
「私たちには宮崎中学校の生徒としての誇りと自信があります。宮中魂を胸に新たな未来に向かって力強く羽ばたいて行きます」

2年生の生徒:
「全体の雰囲気が明るくて、学年が違くてもしっかり仲良く生活できるような学校だった」

「悲しい気持ちではあるが、さらに次の中学校でも今まで先輩たちが築いて来た歴史を発展させていけるようにしたい」

宮崎中学校は3月末で34年の歴史に幕を下ろし、4月1日から町内の小野田中学校と統合し、鳴峰中学校となります。小野田中学校では29日、閉校式が行われ36年の歴史を閉じます。