欲しいと声をかけてきたハリウッド俳優とは

去年の夏、佐野さんは夢だった静岡県小山町で開催されたアメリカのカスタムカーイベントに出品。2か月間、睡眠時間を削り泊り込みでマイアミを製作したそうです。

イベントでは、ハリウッド俳優から「1000万円出すからほしい」と声をかけられました。

そのハリウッド俳優とは、車好きにはたまらない映画「ワイルド・スピード」シリーズの第3弾「TOKYO DRIFT」から第5弾の「MEGA MAX」までの3作品に出演した韓国系アメリカ人俳優、サン・カンさん。しかし当時はまだ発売を考えておらず、断ったそうです。

佐野さんの夢のスーパーカー「マイアミ」に試乗させてもらいました。

佐藤優里アナウンサー:
「すごい、アトラクションみたい。風を全身に感じますね、スポーツカーならではの景色を間近で楽しめるというか」

「アトラクションとはまた違った感覚なんですけど、窓が一切無いので全身で風を受けることができて、これだったら富山の町並みを颯爽と軽快に走り抜けることができるんだろうなと思いました」

その個性的な見た目と乗り心地に車ファンからも熱い視線が注がれています。

Sデザイン 佐野雅幸さん:
「屋根のない86というのは今世界にこれ一台だけなんです。ものすごい評判がよくて、買いたいという方が結構出てるんです」

その声に答えようと佐野さんはマイアミの受注生産を決意しました。