「アクサレディスゴルフトーナメント」で初優勝を果たした山内日菜子選手を、MRT宮崎放送では、小学生の頃から取材していました。
今から16年前、当時小学校5年生の山内選手です。九州大会で準優勝するなど期待の星でした。


こちらは高校3年生、ダンロップフェニックスのプロアマ戦に出場した時の模様です。
実はこの時、松山英樹選手と一緒にラウンドしています。


ダンロップフェニックストーナメントのプロアマ戦には、宮崎県内のアマチュアによるトーナメントを勝ち抜いた3人がチームとして招待されています。
山内選手はそこを勝ち抜き、プロアマ戦への出場権を獲得したのですが、山内選手はそれだけでは終わりませんでした。
ダンロップフェニックストーナメントのプロアマ戦では、同じ組でラウンドするプロ選手は公開抽選会で決まります。
公開抽選会で引き当てた順番で、プロ選手を指名していくのですが、山内選手のチームは1番くじとなり、山内選手が松山英樹選手を指名したのです。
あどけない笑顔の女子高生の強運には、会場全体から喝さいがあがりました。
プロアマ戦のラウンド中、松山選手は、山内選手にも様々なアドバイスをしてくれました。
因みにこの2014年、松山選手はダンロップフェニックストーナメントを優勝で飾っています。
山内選手がプロテストに合格した後、松山選手がダンロップフェニックストーナメントに出場した際、松山選手は「あの子、プロになったんだ」と感慨深げに大会関係者に語ったそうです。
プロ入り以降は苦戦が続き、今シーズンはレギュラーツアーはおろか、ステップアップツアーの出場も厳しい立場だったのですが、主催者推薦で出場した今回の大会で、念願の初優勝を果たしました。
QT181位からのツアー優勝は、まさに「シンデレラストーリー」ではないでしょうか。
最終日の最終組は、今回初めてだったそうで、緊張もあったと思いますが、「地元の声援に助けられた」と話していました。
また、最終日は、宮崎はあいにくの雨だったのですが、山内選手の太陽のようなウェアと笑顔がとても印象的でした。
山内選手は、来シーズンまでのツアー出場権を獲得し、11月のリコーカップへの出場も決めました。山内選手、本当におめでとうございます。