法改正で、4月から自転車を運転する時は全ての年齢を対象にヘルメットを着用することが努力義務となります。「努力義務」とはどういうことなのか、着用の効果とあわせて掘り下げます。

ヘルメットのルール“これまで”は?

3月のある日の朝、金沢市内では通勤、通学の時にヘルメットをかぶって自転車に乗る人はほとんどいません。

街の人は…
「ちょっと面倒…僕はたぶんかぶらないと思う」
「前々から決まっていたと思うけど、正直最近いきなり知ったことなので、ちょっと色々考えないといけないなと思っている」

ヘルメットの着用については、これまでも法律で決められていることがありました。2008年に13歳未満の幼児や児童が自転車に乗る時はヘルメットを着用させると規定されましたが、これは保護者に対しての努力義務でした。

4月1日からの改正道路交通法では、年齢に関わらず、自転車を運転する全員がヘルメットを着用する努力義務が課されます。

街の人は…
「結構いいんじゃないか。元々趣味で自転車に乗っていたので、そういうの(努力義務化)は賛成」
「自分はヘルメットしてなかったので、ちょっとめんどくさいかなという印象はある」
「転んだら危ないなと思って…自分も転んだことあったのであったほうがいいなと思う」

様々な意見が聞かれましたが、「努力義務」とは一体何なのでしょうか。