人材流出に苦悩するのは競技人口の減少が進むラグビー界でも。
全国屈指の強豪・東福岡高校で花園優勝の立役者となった上嶋友也選手は玉名市出身。

県外に進学した理由を聞くと、、、

東福岡高校 上嶋友也 選手(3年)「小学校の時に見た東福岡の試合で、その時全国優勝していて自分もこの一員になって試合に出たいと思ったからです」


3年間、玉名から福岡まで新幹線を使って通学したどり着いた「日本一」。
県外への人材流出について質問をすると、、、

上嶋 選手「本気で日本一を目指したいなら県外に出る人が増えても仕方ないのではないか。でも、熊本でも上手くなる人は上手くなるので自分の努力次第だと思います」

では熊本の高校の実態どうなのか。

花園出場12回の強豪、熊本西高校は、10年前と比べると部員数が約45人から35人と10人ほど減少。

監督は、今後もこの流れは続くとみています。

熊本西高校 門脇永記 監督「(練習)環境、人工芝で寮が完備されているというような、大学選びのような捉え方が高校まできているのかなと」

県外に進学する選手たちは『熊本にはない環境』を求めているとし、ここ5、6年でその動きは加速しているそうです。

門脇監督「全国大会で活躍できるような高校に行きたいという中学生が多くいるということでしょう」