愛媛県内で、米軍機とみられる低空飛行の目撃情報が今年度60件を超えていて、愛媛県は国に対し、アメリカ軍に中止を求めるよう要請しました。

 愛媛県によりますと、今年度、米軍機とみられる低空飛行の目撃情報が、今月2日時点で65件に上り、情報収集を始めた1994年以降5番目の多さだということです。

 65件の地域別の内訳は、大洲市が20件と最も多く、次いで久万高原町が13件、西条市と内子町がそれぞれ5件となっています。

 こうした状況を踏まえ、愛媛県は、今月23日に防衛省と外務省に対して要請書を送り、アメリカ軍に対し県民が不安を抱くような飛行を速やかに中止するよう申し入れることや訓練前の情報提供などを求めました。