パスポートの更新申請が、きょうからスマートフォンで出来るようになりました。16府県では、新規発行についても可能となります。

新型コロナの流行から3年あまり。海外旅行への期待も高まっていますが、こんな人たちも…

パスポート更新に来た母娘
「(有効期限が)切れたので子どものは更新に来ました。(コロナ禍で)ずっと旅行に行っていなかったので」

こうした中、きょうから全国で始まったのがパスポートの「更新」のオンライン申請。「新規発行」についても、大阪など13府県では全自治体で、沖縄など3県では一部の自治体で、オンライン申請が可能になりました。申請にはマイナンバーカードや「マイナポータル」アプリをインストールしたスマートフォンが必要ですが、平日、時間を作り、窓口に出向く必要はなくなります。

60代
「わざわざ出向かなくてもいいので使ってみたいなと思います」
50代
「非常に助かります。(オンライン申請)使えない人は今まで通りのやり方。両方残ったらいいのでは」

ただ実は、外務省は2004年にもパスポートのオンライン申請を導入しましたが、利用者数が伸び悩み、2006年に廃止した経緯があります。当時は「1件あたりのコストが1600万円に上る」と批判を浴びました。マイナンバーカードの普及など環境整備が進む中、外務省は今度こそはと利用を呼びかけています。