きょう、防衛大学校の卒業式が行われました。訓示した岸田総理はウクライナ訪問について触れ、「ロシアによる侵略を一刻も早く止めなければならない決意を新たにした」と強調しました。

岸田総理
「ロシアによる侵略の惨劇を直接目の当たりにし、これを繰り返さないために、ロシアによる侵略を一刻も早く止めなければならない、こうした決意を新たにしたところです」

防衛大学校の卒業式で岸田総理はこのように述べ、「今日のウクライナは明日の東アジアかもしれない」と改めて危機感を訴えました。

また、岸田総理は自衛隊内で相次ぐハラスメント被害を踏まえ、「人の組織である自衛隊にあってハラスメントは根幹を揺るがすものだ。改めて認識してほしい」と述べました。

防衛大学校の今年の卒業生は446人で、このうち任官を辞退した人は46人でした。

任官を辞退した人は去年まで卒業式への出席が認められていませんでしたが、今年は10年ぶりに出席が認められました。