高校生のウエイトリフティングの全国大会が、来週石川県で開催されます。連覇をかけて臨む北九州市の選手、すでにオリンピック出場を見据えています。
◆1年生にして全国優勝 安藤周粋選手

鍛え上げた肉体で100キロをゆうに超えるバーベルを持ち挙げます。頭上に挙げたバーベルの重さは、努力の証です。福岡県北九州市の八幡中央高校。ウエイトリフティングでロンドンオリンピックに出場した太田和臣さんの出身校です。いま、ウエイトリフティング部に太田さんを超えるといわれる逸材がいます。
2年生の安藤周粋さん。2022年に96キロ級に出場し、1年生にして全国大会で優勝しました。

安藤周粋さん「将来の夢は、オリンピックに出場してメダルを取ることです。金色です」

監督「太田(和臣選手、ロンドン五輪出場)以上の逸材と思っています。40年間指導してきた中で、最高の逸材」
安藤さんは、県のタレント発掘事業でウエイトリフティングに適性があると認められ、中学生から夢中になりました。
◆ウエイトリフティングとは

安藤周粋さん「自分の体重の何倍も持ち上げるのがおもしろい」
ウエイトリフティング競技は、一気にバーベルを挙げる「スナッチ」と、いったん鎖骨の上で静止させそこから頭上まで挙げる「クリーン&ジャーク」があります。大会ではスナッチとクリーン&ジャークを1回ずつ行い、その合計で重さを競います。
安藤周粋さん「目標はスナッチが140キロ、ジャークが165キロ」
50キロに挑戦したRKB高木五朗カメラマン「おお…あがらん。……絶対あがらんですよ、これ」
◆優しくて力持ち

クラスでもひときわ大きな体の安藤さん、クラスメイトからの評判は――。
「優しい。頭良い」「みんなと仲いいですね」
学食では、大盛りうどんの横に、大盛のお弁当が並びます。

安藤周粋さん「お母さんが作ってくれました。肉が基本的に大好きです。足りんですね」














