これまで、民家など「有人地帯」の上でドローンを飛ばす際には必ず「目視」で見る人が必要でしたが、きょう国内で初めて「目視なし」で民家などの上を飛ぶ「レベル4」飛行が実施されました。
記者
「荷物を積んだドローンが今、郵便局を離陸しました。民家上空を飛行し、個人宅に配送されます」
東京・奥多摩町の郵便局から飛び立ったドローン。市街地などの有人地帯の上空を目視なしで飛ばす国内初の「レベル4」飛行です。
使用されたのは国内のドローンメーカー「ACSL」の機体で、最大1キロの荷物を搭載できます。
多くの関係者が見守る中ドローンは、およそ2キロ離れた個人宅に食料品などを無事に届けました。
ドローンを活用したビジネスは今後、拡大していくのでしょうか。
ドローンの“教習所”ドローンスクールに通う人は実際、増加傾向にあります。
生徒
「やっぱり難しいの一言ですね。今後、仕事で使うって話だったので、申請出してもらって」
ドローンの国家資格制度は去年12月に開始。
市街地で遠隔監視「目視なし」でドローンを飛ばすには、国家資格が必要になることから、法人を中心に資格を取得しようという人が増え、スクールに通う生徒数は1.5倍になっているといいます。
スカイロボット 水尻孝太 取締役
「今回の国家資格の制定に伴って、そういった一定の技能というのが、明確になったことによって、さらに安全に普及していくことを期待してます」
物流や農業、測量、点検など、さまざまな分野での利用が想定されているドローン。
今年度、3000億円あまりだったドローンビジネスの市場規模は2028年度には3倍以上の9340億円に達するとの試算もあります。
今後、ドローンがあたりまえのように街の空を飛び交う日常は実現するのでしょうか。
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