岡山市が建設を検討している新たなアリーナを巡り、岡山県の伊原木知事が「岡山市との信頼関係が失われている」と発言したことについて、岡山市の大森市長は「大変残念であり信頼回復に努めたい」と述べました。

きょう(24日)の定例会見で、発言したものです。

(大森雅夫 岡山市長)「信頼関係が失われたということで話をしないというのは、市民県民にとって私は不幸なことだと」

岡山市は、北区野田の市営住宅跡地に整備を検討している新しいアリーナについて、市が県に財政面も含め協力を呼びかけています。しかし岡山県の伊原木知事は「経済効果など十分な説明を受けていない」などと消極的な姿勢を示し、大森市長とのトップ同士の話し合いの場を設けるかについては、17日の知事会見で次のように述べていました。

(伊原木隆太 岡山県知事)「残念ながら(市との)信頼関係は失われているわけであります。公金を扱うときには、手順・手続きというのは非常に大事でありまして、そこはトップ同士で『なあなあ』ということにはならないと思います」

きょうの会見で大森市長は、行政手続き上の瑕疵=不備はないとした上で、「関係が悪化していることは非常に残念で、今後も信頼回復に努めたい」として上で「異論などがあれば言ってきてほしい」と直接対話を呼びかけました。