世界陸連は、思春期を男性として過ごしたトランスジェンダーの選手について、女子競技への参加を禁止することを決めました。
世界陸連 セバスチャン・コー会長
「男性として思春期を過ごした女性へのトランスジェンダー選手を、女子競技から除外することで合意した」
世界陸連は23日の理事会で、出生時の性別と自認する性が一致しないトランスジェンダーの選手について、思春期を男性として過ごした場合、国際大会の女子競技への参加を禁止すると決めました。
これはIOC=国際オリンピック委員会や人権団体など関係機関と協議した結果で、禁止措置は今月31日からだとしています。
ただ、新たに作業部会を設けて科学的な研究に基づいて議論し、禁止の見直しも含めて検討するとしています。
トランスジェンダーの選手をめぐっては、自認する性別での競技への参加が認められつつある一方で、不公平だとの指摘も根強く、議論となっています。
また、ウクライナへの侵攻に伴い、参加を除外されているロシアとベラルーシの選手への処分については、当面、継続するとしています。
注目の記事
「やっと技術が認められた」従業員約70人の町工場が開発 量産可能な最高水準の緩み止め性能のボルト 【苦節21年の道のり 開発編】

“ポンコツ一家”で過ごした5年間 認知症の母と一発屋芸人 にしおかすみこさんが語る「ダメと言わない」介護【前編】

「下請け」は"NGワード" 法改正で消える暗黙の上下関係 フリーランスも保護【2026年から変わること】

パンや味噌汁でもアルコールを検知してしまう?飲酒してなくても摘発されてしまうのか 警察に聞いてみた

【実録・詐欺犯VS警察官】 詐欺電話を受けたのは“本物の警察官”「信号検査・逮捕令状・強制捜査」次々に出る専門用語…人々が騙される巧妙な手口を公開

3年で20本が切断…台湾「海底ケーブル」が直面する脅威と中国の影 最前線・沿岸警備隊パトロールに日本メディア初密着【後編】









