SDGs=持続可能な開発目標の一つである「質の高い教育をみんなに」の達成にホテルに泊まることで貢献できます。岡山市北区のホテルが、南アジアで最も貧しい国と言われるネパールの学校の支援プランを発表しました。

ホテルグランヴィア岡山が発表した宿泊プランは、アルピニストの野口健さんが代表を務めるNPO法人「ピーク・エイド」を通じて宿泊費の10%がネパールの小学校に寄附されるというものです。
(ホテルグランヴィア岡山宿泊部 西川尚文部長)「岡山の駅前にあるホテルとして何か社会貢献できることはないかというのがきっかけです。」
このプランが企画されるきっかけとなったのはホテルの宿泊部の社員として働くネパール出身のターパ・ゴダル・ウパカルさんです。

ネパール中部、ポカラ郊外の村出身のウパカルさんは、かつての劣悪な教育環境を変えたいと野口さんなどの協力を得て小学校の再建をしました。

老朽化した校舎を新しく建て直すことはできたものの、ソフト面については、まだまだ不十分な点もあり政府からの支援も乏しいため教育の水準をさらに上げていくためには国の内外からの継続的なサポートが必要だといいます。

支援プランでも宿泊価格は据え置き、通常と同じ料金で泊まることができます。寄付金にあたる10%はホテル側が負担するということです。
(ホテルグランヴィア岡山宿泊部 西川尚文部長)「このプランを選んでいただいて一緒になって社会貢献をしていただけるお客様が増えていってほしい。」

この支援プランは4月1日から予約することができ、寄付金は、教材や本の購入、教師の派遣費用など、継続的なサポートに役立てられるということです。