土地取引の目安とされている「全国の地価」の状況が3月21日に発表されました(2023年1月1日時点)。新型コロナウイルスによるインバウンド客の減少でマイナスだった大阪の商業地の地価が2020年以来、3年ぶりに上昇へ転じました。
大阪の住宅地は2年連続の上昇
大阪府では住宅地で去年と比べてプラス0.7%(前年は+0.1%)と2年連続の上昇となりました。住宅地の地価トップは大阪市福島区福島3丁目13番2号付近で1平方メートル当たり116万円で、上昇率がトップだったのは、箕面市今宮4丁目1-12の8.2%でした。
大阪府の商業地はプラス2.5%となり、2020年以来、3年ぶりに上昇へ転しました。府によりますと、新型コロナウイルスの感染拡大により、インバウンド需要が減少していた大阪市中心部の商業地で行動制限等の緩和で人流、消費が一部持ち直すなど回復傾向がみられ、地価が上昇に転じたということです。
大阪府内の商業地の価格1位は大阪市北区大深町207番外にある「グランフロント大阪南館」で1平方メートルあたり2240万円で去年より1.4%上昇、3年連続の1位だということです。
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