今年1月1日時点での全国の地価が発表されました。今年、目立ったのが、止まらない東京の地価上昇。そして、北海道の地価高騰です。そのわけは?
記者
「今年、東京で最も地価が上がった場所に来ています。足立区の綾瀬駅前です」
さきほど発表された今年1月1日時点の地価。都内で最も上がったのは都心の一等地といわれる港区や中央区ではなく、下町情緒が残る足立区の綾瀬駅周辺です。10年前と比べるとおよそ60%上昇。そのワケは…。
記者
「こちらがタワーマンションの建設現場です」
駅前に32階建てのマンションができるのです。完成は2025年とかなり先ですが、420戸の供給に問い合わせはすでに1500件。人気の秘密は「価格」だといいます。
住友不動産営業部 坂田侑史主任
「大体9000万半ばから後半ぐらいを考えております」
都内が一望できる2LDKのこの部屋は72平米。価格は9000万円台半ばから後半を想定しています。
住友不動産営業部 坂田侑史主任
「都心が非常に高くなっておりますので『70平米で1億以内で買える』というところで、比較的ですね、割安感を持って考えられる方もいらっしゃいます」
投資も視野に購入する人も多いといいます。
一方、全国で見たときに最も地価が上がったのは北海道です。住宅地・商業地とも上昇率の全国トップテンを独占。
高騰のワケは、今月開業するプロ野球・日本ハムの新球場があるボールパークです。温泉やサウナに入りながら観戦することができます。新球場にはWBCで話題のスターの姿もあります。
記者
「大きな大きなダルビッシュ有投手、大谷翔平選手が描かれているんですね」
パーク内にはマンションも。価格は3590万円から1億5000万円ですが、すでに完売。球場周辺には商業施設などもできて、全国で1年で地価が30%も上昇しています。
高騰のワケは、それだけではありません。隣接する札幌市の地価も15%上昇しているのです。背景には、海外の投資マネーもあると地元の不動産会社は指摘します。
タフト 酒井和之代表取締役
「一番やっぱり多いのは東南アジアですね、アジア圏の方々。街が好きだから買うっていう人が多いです」
札幌はニセコなどスノーリゾートへのアクセスもよく、新幹線の延伸など、海外からの投資を呼びやすいといいます。
世界的な金融緩和を背景に、10年近く上昇基調が続く都市中心部の地価。欧米の利上げなどで金余りの状況はかわりつつあり、今後も続くかは不透明です。
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