岡山・香川の地価=土地の価格が公表されました。岡山では中心部の再開発などにより、県全体の平均変動率が、3年ぶりに上昇しています。

岡山県内の住宅地の最高価格は、岡山市北区伊島町1丁目で、1平方メートルあたり18万円と前年比で4.0%上昇しました。

一方で商業地の最高価格は、岡山市北区本町で1平方メートルあたり165万円と前年比で7.8%上昇し、35年連続で最高価格となりました。岡山県全体の平均変動率は0.7%上昇し、3年ぶりの上昇となりました。

調査を担当した不動産鑑定士によりますと、「岡山市中心部の再開発による周辺の商業地・住宅地の価格上昇が県全体へ影響した」ということです。

一方、香川県の平均変動率は全用途平均でマイナス0.4%と、3年連続で下落しましたが、下落率は去年より縮小しています。市町別では高松市が横ばいとなった他は、各市・町とも下落しました。

住宅地で最も高かったのは、高松市番町3丁目の1平方メートルあたり27万1000円で、3.8%の上昇でした。利便性の高い地域を中心に回復傾向が見られました。

商業地では、高松市磨屋町が最も高く、44万5000円と1.6%の上昇となっていて、新型コロナの影響により大きく下落した反動で下落幅が縮小したとみられています。